診療科目・部門

診療科目

総合診療科

総合診療科とは「何でも診る」診療科のことです。
例えば、一般的な内科外科利用の他、「患者さまからの訴え」から幅広く多角的に「全身を診る」科です。

  • ・痛みや症状はあるが、どの診療科を受診すればいいのか分からない。
  • ・症状はあるが、検査異常が見られず原因が分からない。診断に至らなかった。
  • ・複数の病気をもっている方

各科と連携して様々な診療を行い必要な検査や治療を行う、
場合によっては高次医療機関と連携し引き続きの治療を行う、それが当院の総合診療科です。

外科系 専門科目

外科・消化器外科・内視鏡外科

手術内容(消化器)

消化器外科症例を中心に全身麻酔の手術を行っております。
最近は患者様への負担が少ない鏡視下手術が多くなっております。
ヘルニア外来にて、痛みの少ない手法を積極的に取り入れた治療を行っています。

  • 1. 鼡径ヘルニア 虫垂炎 胆石症 などの良性疾患
  • 2. 胃癌 大腸癌 直腸癌 など消化器癌に対する手術
  • ● 腹腔鏡下手術
    • a. 腹腔鏡下ヘルニア根治術(鼠径ヘルニア・大腿ヘルニア・臍ヘルニアなど)
    • b. 腹腔鏡下胆嚢摘出術(主に胆石症に対して)
    • c. 腹腔鏡下虫垂切除術
    • d. 腹腔鏡下大腸切除術 (大腸癌に対する)
  • ※ 難度の高い手術は高次医療機関と連携して対応します
腹腔鏡による鼠径ヘルニア手術

当院では腹腔鏡による単孔式鼠径ヘルニア手術(1.5㎝の傷一つで手術を行う方法)を受ける事ができます。

ヘルニアってなに?

ヘルニアとは筋肉からなる強い組織にできるずれや穴のことです。

お腹の壁の内側の筋肉が弱って、そこが膨れたり、裂けたりするとおこります。

パンクした時に、タイヤの隙間から内側のチューブが出てくるのと同じように、弱った腹壁の間から、腹壁の内側の膜が小さい風船のような袋をつくります。そうすると腸や、他の組織が袋の中に押し出されます。
ヘルニアになると不快感や痛みが増し、緊急手術が必要になることがあります。

腹腔鏡で
鼠径ヘルニア手術を
する利点は?

腹腔鏡手術は、腹壁の隙間や腹壁そのものを、お腹にあけた小さな穴と、テレビカメラと、メッシュと呼ぶ医療用の膜で修復するものです。痛みが少なく、再発も少ない利点があり、ほとんどの方は手術後すぐに日常生活や仕事に復帰できます。

脳神経外科

当院の脳神経外科では、血管が詰まる「脳梗塞」、くも膜下出血の原因となる「脳動脈瘤」、「脳腫瘍」、「脳萎縮」など、命にかかわる脳疾患の有無をMRIによって調べます。

主な症状について
  • 頭痛
  • かぶれ
  • 吐き気
  • 麻痺
  • しびれ
  • 痙攣
  • 言葉が出づらい
  • 表情の引きつり
  • 意欲の低下
  • 食欲不振
  • 倦怠感
  • 視力低下
  • ・・・など

頭痛の症状は身近なため、放置してしまう方が沢山おられます。
少しでも「いつもと違う」と感じるときは、お早めに当院へご相談ください。

もの忘れ外来

認知機能の低下には正常な老化現象によるものと脳や身体の疾患が原因で起こるものがあります。
もの忘れ外来では、診断の確定とその疾患による治療法の選択を行います。
ご自身やご家族に以下のようなちょっとした変化があったらご相談下さい。

  • ・最近もの忘れが多い
  • ・同じことを繰り返し話したり、尋ねたりする
  • ・今までできていたことができなくなった
  • ・性格がかわりささいなことで怒りっぽくなった
  • ・以前より疑い深くなった

アルツハイマー病に関しては、MRIを用いたVSRADという手法を使って海馬の萎縮の具合を判定することが可能です。
診断のための進行度合を知りたいなど、ご希望の方はご相談下さい。

整形外科

整形外科は運動器の病気や怪我を取り扱う診療科です。運動器とは骨、筋肉、神経などといった身体を動かしたり支えたりする器官の総称です。

生まれつきの病気、または怪我などによって若い世代でも運動器を傷めることは多々あります。
さらに、超高齢社会を迎えている現代日本においては、年齢的変化や転倒後の骨折によって運動器を傷める患者様は増加の一途です。そのため、運動器の異常は介護保険利用の原因として最多です。国としても、この運動器症候群(ロコモティブシンドローム)による介護保険利用を少なくするために、その概念と予防の啓蒙活動を行っています。

当院では、運動器の異常による日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)の低下を改善するべく、手術とリハビリを重要視しています。ただし、手術に関しましては、身体への負担や合併症の問題もありますので、その都度患者様ごとに判断しています。

ご相談がございましたら、お気軽に外来を受診して頂きますようお願い申し上げます。

泌尿器科

泌尿器科というと、恥ずかしいというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、お年寄りからお子さま、男性だけでなく女性の方など、すべての方が対象となる診療科です。

基本的には、標準的治療を提供することを目指していますが、患者様や家族様のご希望にも添える治療にも対応していきたいと考えています。

排尿に関わるご不満のある方、尿に血が混じるなど異常を感じた方、検診でPSA高値や尿潜血陽性を指摘されたなど気になる症状があれば何でもお気軽にご相談下さい。

皮膚科

アトピー性皮膚炎・しっしん・かぶれ・虫刺され・ニキビ・水虫・つめ水虫・たむし・手荒れ・じんましん・体のかゆみ・いぼ・水いぼ・とびひ・ヘルペス・うおのめ・たこ・脱毛症・フケ症・水疱症・乾癬(かんせん)など
皮膚のあらゆる疾患の治療を行っています。
気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。

内科系 専門科目

一般内科

  • ・高血圧
  • ・糖尿病
  • ・甲状腺疾患
  • ・高脂血症
  • ・メタボリックシンドローム
  • ・かぜ
  • ・インフルエンザ
  • ・気管支喘息
  • ・気管支炎
  • ・肺炎
  • ・アレルギー

・・・など

高齢の患者様を中心に複数の病気を併せ持つ方が増えており、一つの病気を専門的に診療するだけでなく、総合的に全身の病気を診療することがあらためて必要とされています。そのため、当院の内科では、総合診療を行っています。
複数の病気を持っている方や、気になる症状があるけれど、どこの医療機関のどの科にかかったら良いのかわからないで困っている方など、病気や健康、介護などについて遠慮なくご相談ください。私たちは、患者様の主治医として、また健康アドバイザーとしてお役に立ちたいと考えています。

消化器科

内視鏡(消化器)

当院では患者様への負担の少ない経鼻内視鏡検査を行っています。

  • ・胃、大腸の内視鏡的ポーリプ切除術
  • ・内視鏡的胃瘻造設

また、大腸CT検査(CTC)にてより体に負担の少ない大腸の精査を行っております。
検診にて便潜血陽性が指摘されたり、便秘や下痢などの排便障害が続いていたり、腹部の違和感を感じていたり、大腸癌が心配だけど内視鏡はちょっと怖いと受診をためらわれている方はぜひご相談ください。

循環器内科

  • ・狭心症
  • ・心筋梗塞
  • ・心不全
  • ・不整脈
  • ・心房細動
  • ・高血圧
  • ・高脂血症
  • ・メタボリックシンドローム
  • ・慢性腎疾患

・・・など

高齢化社会の進行や食生活の欧米化と共に急増している高血圧や狭心症、不整脈といった心臓病に対し、診断・治療を行っています。
倉敷中央病院循環器内科のご協力のもと、循環器専門医外来を開いており、病状に応じて患者様にわかりやすい説明を重視したやさしい医療をめざしています。「胸部に圧迫感がある」「胸が痛い」「息がきれる」「脈が乱れる」「動悸がする」「血圧が高い」などの症状がある方、気になる方まずはご相談下さい。

医師紹介

外科 総合診療科

理事長・院長
山﨑 泰源(やまさき やすもと)
  • H12年卒
  • 医学博士
  • 日本ヘルニア学会 評議員
  • 日本外科学会 外科専門医 指導医
  • 日本消化器外科学会 専門医 指導医 消化器がん治療認定医
  • 日本消化器内視鏡学会 専門医
  • 日本消化器病学会 専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本病院総合診療医学会 総合診療認定医
  • 日本乳癌学会 認定医
  • 日本乳がん検診精度管理中央委員会 マンモグラフィ読影認定医
  • 日本乳がん検診精度管理中央委員会 乳がん検診超音波実施・判定認定医
  • ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター
  • 日本医師会認定産業医
  • 緩和ケア研修会 修了
  • 日本静脈経腸栄養学会TNT研修会 修了
  • 内痔核治療法研修会 修了
  • 卒後研修指導医講習会 修了
  • 日本老年泌尿器科学会 下部尿路機能障害講習会 修了
  • PEG在宅医療研究会 嚥下機能評価研修会 修了
  • 岡山県警警察協力医

会長
山﨑 泰弘(やまさき やすひろ)
  • S43年卒
  • 医学博士
  • 日本外科学会 外科専門医
  • 岡山県警警察協力医

顧問
坪井 淳(つぼい あつし)
  • S43年卒
  • 日本外科学会 外科専門医

外科部長
小野田 正(おのだ ただし)
  • S59年卒
  • 日本外科学会 外科専門医 指導医
  • 日本消化器外科学会 専門医 指導医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター
  • 緩和ケア研修会 修了
金平 典之(かねひら のりゆき)
  • H26年卒
  • 日本外科学会 外科専門医
  • 緩和ケア研修会 修了

國友 知義(くにとも ともよし)
  • H24年卒
  • 日本外科学会 専門医
  • 日本消化器外科学会 専門医
  • 日本食道学会 食道科認定医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

脳神経外科

副院長
神原 啓和(かんばら ひろかず)
  • H7年卒
  • 医学博士
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 認知症サポート医
  • 脳卒中の外科学会技術認定医
  • 1995年 岡山大学医学部卒業、岡山大学医学部脳神経外科入局
  • 1995年~1997年 姫路中央病院脳神経外科勤務
  • 1997年~1999年 半田外科病院脳神経外科勤務
  • 1999年~2002年 岡山大学脳神経外科勤務、札幌医科大学分子医学科国内留学、岡山大学脳神経外科勤務
  • 2002年~2004年 ハーバード大学マサチューセッツ総合病院脳神経外科研究留学
  • 2004年~2005年 オハイオ州立大学脳神経外科研究留学
  • 2005年~2008年 岡山大学脳神経外科助教
  • 2008年~2018年 岡山赤十字病院脳神経外科副部長
  • 2018年~2023年 岡山赤十字病院脳神経外科部長

整形外科

森 正樹(もり まさき)
  • H16年卒
  • 日本整形外科学会 専門医
  • 日本人工関節学会 専門医
千田 鉄平(せんだ てっぺい)
  • H23年卒
  • 日本整形外科学会 専門医

皮膚科

神原 宏枝(かんばら ひろえ)
  • H7年卒
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 所属学会:日本皮膚科学会、日本臨床皮膚科医会、日本美容皮膚科学会

岡山大学附属病院、香川県三豊総合病院、国立病院機構岡山医療センターで勤務後
平成17年より当院で皮膚科診療開始

循環器内科

土井 修(どい おさむ)
  • S50年卒
  • 日本循環器学会 専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会名誉専門医
  • 日本内科学会専門医
  • 前倉敷リバーサイド病院 院長

部門紹介

看護部

外来(内視鏡、手術)、一般病棟40床(地域包括ケア病床18床含む)、療養型病棟40床の3単位です。看護師一人ひとりが専門職として成長し続ける組織、働きがいを感じることができる魅力ある看護部を目指しています。

放射線科

当科では、一般撮影・X線CT検査・MRI検査・透視検査・骨密度測定検査などの業務を行っています。また、CT検査やMRI検査では「大腸CT検査」、全身のがんを検査できると言われている「DWIBS(MRI)検査」など新しい検査にも取り組んでいます。

リハビリテーション科

当院のリハビリテーション室は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の専門スタッフが各々の専門知識と技術を活かし、入院から在宅(外来・通所・訪問)までご家庭・地域との架け橋になるよう支援を行っています。自宅退院に向けての訓練も実施しており、実際の家庭での生活環境の中でご本人・ご家族が安心して在宅生活が送れるよう積極的に取り組んでいます。

薬剤部

当院では外来患者様の調剤業務は、院外処方箋の発行により院外薬局に業務をお任せしています。薬剤部では入院患者様への調剤業務、入院時持参薬の鑑別、持参薬から入院処方への代替えの処方提案、院外薬局からの問い合わせ対応、医薬品発注、病院スタッフからの薬物に関する問い合わせの対応等を行っています。

栄養科

栄養室は、管理栄養士、栄養士、調理師全員で協力して入院患者様の給食管理から外来患者様の栄養指導まで幅広く行っています。当院は、直営給食の特徴を生かして地元の食材を使用し、安心・安全で美味しい食事の提供に努めています。今後も、地域の患者様に寄り添い、そのひとらしい栄養サポートを行っていきます。

医事課

医事課での主な業務内容は、受付業務、外来・入院治療費の会計、診療報酬請求業務、各種統計業務などがあります。私たちは「患者様へ親切で丁寧な対応と正確な業務」を心がけ日々努力しており、今後は電子カルテシステム等を活用し医療情報を集め、管理・分析することで患者様へのサービス向上に繋げたいと考えています。

地域医療連携室

地域医療連携室では、前方連携業務として、地域医療機関からの紹介患者さまをスムーズにお受け入れするための調整や、地域医療機関の先生方と当院をつなぐ連携の窓口としての役割を担っております。
また、後方連携業務として、医療福祉相談員が、外来通院中または入院中の患者さまやご家族からの医療的、社会的、経済的問題へのご相談に応じ、問題解決への助言、解決、調整を行い、安心して入院生活が過ごせるよう支援をしております。
また、必要に応じ、退院調整を行い、地域の医療機関・介護関連施設等と積極的に連携を図り、在宅療養や転院に向け調整を行うことで、切れ目のない医療サービスの提供します。

とじる